パリ日本文化会館での鼎談に、当社代表の亀岡が参加しました。
このたび、国際交流基金・パリ日本文化会館、日本友の会会員企業であるセイコーグループ株式会社、そして株式会社亀岡工務店の3者による鼎談に、当社代表取締役の亀岡政雄が参加しました。
鼎談では、パリ日本文化会館の鈴木仁館長、セイコーグループ株式会社の金川宏美常務執行役員とともに、企業が海外で文化や価値観をどのように伝えていくか、また、商品や技術だけではなく、その背景にある「ストーリー」や「志」を発信することの重要性について意見を交わしました。
亀岡工務店では、木造建築や古民家再生に取り組む中で、日本の古民家に使われてきた古材の価値を、次の世代へつなぐ活動を進めています。
本来、木材は長い年月にわたって使い続けることができる素材です。しかし日本では、まだ十分に使える古材であっても、建物の解体とともに焼却処分されることが少なくありません。そこで当社は、古い建物や素材を大切にする文化が根付くヨーロッパ、特にフランスに向けて、日本の木造建築や古材の可能性を発信してきました。
一方で、福島の一建設会社が単独で海外へ情報を届け、理解や共感を得ることは簡単ではありません。そうした中で、パリ日本文化会館や日本友の会とのご縁をいただき、2024年には同会館で「日仏木造建築文化交流シンポジウム」を開催しました。
さらに2026年1月には、日本友の会会員企業13社が参加した「サロン・デュ・ジャポン・ア・パリ」に出展しました。当社は日本から実際の古材を持ち込み、古材を再利用した照明器具などとともに、その背景にある日本の木造文化や再利用の考え方を紹介しました。
会場では、日本の古材を実際に使ってみたいという方との出会いもあり、その後の具体的な協力に向けた話し合いへとつながりました。
一般的な国際展示会では、製品や価格、技術が中心になります。しかし、パリ日本文化会館には、もともと日本文化に関心を持つ多くの方々が訪れます。そのため、古材そのものだけではなく、なぜそれを残したいのか、どのような職人が関わり、どのような文化を未来へ伝えたいのかまで含めて紹介することができます。
今回の鼎談を通じ、改めて感じたのは、海外で信頼関係を築くためには、企業の規模だけではなく、その会社が何を大切にし、どのような未来を目指しているのかを伝えることが重要だということです。
売上や来場者数だけでは測れない価値もあります。相手の文化や考え方を理解し、時間をかけて関係を築くことが、やがて新しい事業や連携につながっていくものと考えています。
亀岡工務店は今後も、パリ日本文化会館、日本友の会、そして現地で出会った皆さまとのご縁を大切にしながら、日本の古民家、木造建築、古材の価値を国内外へ発信してまいります。











